北向観音(常楽寺)

温泉街の中央に鎮座まします
北向観音。その名の通りこちらの
本堂は北向きに建てられています。

一方、はるか北方に目を移せば
「遠くとも一度は詣れ善光寺」

つまり南を向いている善光寺と
ちょうど向かい合わせに
なっているのですね。

(もちろんこの場から肉眼で
確認できる訳ではありません。あしからず。)

信州・長野といえば善光寺があまりに有名ですが、
善光寺が “未来往生” の祈願をする所なら、
こちらは “現世” のご利益を祈願する所。

どちらか片方に参詣しただけでは「方詣り」ということになり、
ご利益も半減してしまうのだそうです。

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さてウンチクはさておき、私が良いなぁと思ったのは
観音堂入り口の手水舎です。流れる水が温かい!

そう、こちらのお清めの水は温泉なんですって。
(脇の壁にはちゃんと「温泉成分表」が掲げられていました。)
寒さ厳しい信州の土地。旅人にとってはなんともありがたいことですね。

別所温泉

  「日暮れまでには、上田にもどる」
  いうや、残月に飛び乗って、城門から走り出た。
  頭も胸も重い。
  (別所の湯へ、ひたって来よう)
  と、おもいたったのである。
                   ー 真田太平記(池波正太郎著) ー


上田市から約10kmの山あいにある別所温泉は
信州で最も古い温泉街の1つです。

端から端まで歩いてまわれる程の小さな街ではありますが、
“信州の鎌倉” と呼ばれる通り、古くは鎌倉幕府と深いつながりがあり
往時を偲ばせる神社仏閣も数多く残されています。

温泉街には宿のほか共同浴場が3か所あり、料金は各150円。

  お湯は無色透明の硫黄泉。
  少し熱めで、長湯には向きませんが
  湯から上がった後の体は不思議なくらい
  ポカポカ。まさに芯から温まるようです。

 ← 写真は「大湯」。
   唯一露天風呂が付いています。

真田神社

現在、上田城本丸跡に建てられて
いるのが「真田神社」。

真田氏をはじめ、仙石氏、
松平氏ら、歴代の上田藩主が
祀られています。

特に数にして十数倍とも言われる
敵の大軍を二度に渡って撃退した
真田幸村の神霊は、日本一の智将
との誉れ高く、今も知恵の神様と
して崇められているそうです。


神社境内には “真田井戸” と呼ばれる城内唯一の大井戸も残っています。
実はこの井戸は抜け穴になっていて、城北の太郎山麓や藩主居館跡に
通じていたのだそう。

ところで、井戸よりなにより私の目を引いたのは
境内にボン!と置かれていたこの酒樽。
中をのぞくと茶室になっています。

 一応「酒樽茶室」と
 いう名がつき、
 お茶を飲ませてもらえる
 こともあるそうですが、
 (普段は立入禁止)
 真田神社と何の関係が
 あるのかは全く不明。
 …。???

上田城

上田城は、戦国の時代、徳川軍の軍勢を二度にわたって撃退した
“上田合戦” の舞台として知られています。
1583年に、当時の真田家当主=真田昌幸によって築城されました。

ただし当時の城は関ヶ原の合戦の後に取り壊されてしまっており、
現在あるものは江戸時代初期に復興されたもの。

3つの隅櫓(内部見学が可能です)のほか、東虎口の櫓門が復元され
周囲は広大な公園として整備されています。

 春には桜の名所としても有名です。
 城址公園内には千本もの桜が
 植えられているとか。

 今年の “千本桜まつり” は
 4/4(月)〜4/24(日)とのことです。
 行ってみたいな〜。

  ☆上田城址公園
    =JR上田駅より徒歩12分

読書の冬

立春の頃の暖かさもつかの間、再び寒さが戻ってきました。
春はまだまだ遠いようですね。

今年に入ってから所用が立て込み、なかなか嬬恋へ行くことができません。
本当は今度の連休に久しぶりに赴く予定でしたが、
金曜から関東平野部でも大雪との予報に敢えなく断念。
(残念だけど、何もわざわざ無理をおすこともなかろうかと…。)

そんな訳でこのブログの更新もついつい滞っている次第です。
すみません。。。

このままだと、この先もしばらく新しいネタがなさそうなので(汗!)
ちょっと気分を変えて、今読んでいる本を話題にしてみます。

何を読んでいるかというと…。池波正太郎作の “真田太平記”。
全12巻のうち、ただいま2巻を読んでいます。
(あまりにも有名な著作ではありますが、実はまだ読んでなかったのだ。(^^;

時代的には、ちょうど上田城が築城された頃のあたり。
ちなみに上田城は嬬恋から鳥居峠を越えた、お隣の上田市にあります。


地図引用:新潮文庫「真田太平記」


…ということで、次回はしばし嬬恋を離れ、上田城の辺りをご紹介します。

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嬬恋村からの便りです。