三原桜並木

今年の春は寒い日が続き、嬬恋でもこの時期にしては
思いがけない程の雪に見舞われました。
それでもGWを前に、ようやく少しずつ暖かさが増してきたように思います。

嬬恋村ではこれからが春本番。
遅まきながら、ようやく桜がほころぶ季節を迎えます。

桜の見頃は例年4月下旬〜5月初め頃。国道144号沿いの
JR万座・鹿沢口駅付近〜総合グラウンドにかけての「三原桜並木」は
特に見事です。(地図は → こちら

GWのお出かけに、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



桜の後ろを走っているのは JR吾妻線です。
車窓からの眺めもきれいでしょうね。

あまりにも身近過ぎて、気にもとめなくなっていることって
案外多いものです。例えばこの雀。

私達の身近にいる一番の野生の鳥と言えば雀ではないでしょうか。

嬬恋にももちろんいます。
でも、なんとなく東京で見る時と違った「意外性」を感じるかも。
「あ、こんな所にもいるんだ」と、
普段とは異なる新鮮な目で彼らを眺めることができるかもしれません。

おもしろいなぁと思うのは、嬬恋にはたくさんの自然があるにもかかわらず
雀が集まるのはやっぱり人の近くだということ。

林を抜けて、通年住んでいるお宅の近くに行くと
彼らの賑やかな声が突然響いてきます。
それまでの静けさを忘れてしまうような、かしましさ。

夕暮れ時ともなれば、家の前のお気に入りの木に大集結!

時々、都会の公園などに集まってくる様子が話題になりますが、
あれは周囲に他に木がないために一箇所に集まるという訳ではなくて、
単に雀にはそういう習性があるというだけのことなんでしょう。

だって、嬬恋には木はほかにもた〜くさんありますもん。



 『春』 黒田三郎 (詩集「羊の歩み」より)

     目をつぶっていても
     それは見える
     耳をとじていても
     それはきこえる
     春の光
     春の音

     春の匂い
     おとうさんやおかあさんが
     私くらいの子どもだったころと
     変らない
     日本の春と
     私はそう思っているのだけれど



©m_kuroda 無断転用はお断りします

つぼみ

あと少し。あと少し…。



もうすぐお別れ

春の歩みは遅々として。
なかなか安定した暖かさにならず、まだまだ日差しの温もりが
嬉しくありがたく感じる日々が続いています。

この季節、家のまわりの林はシンと静まり返る寂しい時期を迎えます。

冬鳥が次々と北へ旅立ってしまう一方、夏鳥が訪れるのはまだもう少し先のこと。
賑やかな鳥のさえずりが消えた林の路は、風の音だけが妙に大きく聞こえ
寒さがひときわ身にしみる気がします。

さて。そんな中、この春、最後まで残って私を和ませてくれているのがこの子。
アトリです。



この冬は家のすぐ裏手になわばりを構えてくれたので
その姿をずいぶん身近に見せてもらいました。

一見地味な鳥に見えますが、胸元のオレンジ色の毛が
日に当たるとハッとするほど綺麗に輝きます。

大きな声で鳴くわけでもなく、
ふと気づけばすぐ隣の枝にポツネンと止まって、
ムクムクとひなたぼっこをしているおとなしい、かわいい子。

この姿を見れるのももうあと少しかと思うと寂しいな…。
また来年も同じこの場所に帰ってきてくれるといいなぁ。

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嬬恋村からの便りです。