年の暮れ



冬の午後。穏やかに降り注ぐ日差しとは裏腹に、
大きく息を吸い込んだら胸の中まで凍ってしまいそうなほど、
辺りは冷たい空気に包まれています。

肌を刺す寒さのせいばかりではなく
キーンと澄み切った静寂に、思わず凛と背筋が伸びました。

今年ももうすぐ終わりますね。皆様どうぞ良いお年を。

Merry Christmas !!



めり〜 くりすます!

町かど

『町かど』 黒田三郎 (詩集「もっと高く」より)

   主人公たちはいつもいつもすれ違う
   人生の冷たい舗道のうえで
   そこから
   また新しく
   悲しい涙の物語がはじめられてゆく

   すれ違うひとびと
   悲しい物語の主人公たち
   日比谷公園 数寄屋橋
   尾張町 ひとに知れぬ天使のように
   人群れの中をこっそり主人公たちは歩いてゆく

   「それはお話 それからそれから
   どうしたのってお話なのさ」
   きょうも尾張町の交差点を渡る人の群れ
   すれ違うひとびとの中で
   「もしも」とひとりの天使が思う




©m_kuroda 無断転用はお断りします

寒いけど

寒波到来。
いきなり寒くなったと思ったら、今、日本の上空には
最大級の寒気が流れ込んでいるんだとか。
こうも気温の差が激しいと、身体がついてきませんね。
体調を崩さないように、皆様どうぞお気を付け下さい。

さて。気温差といえば…。
東京と嬬恋の気温差は約10度。
東京地方で10度を切るような寒さが続くときは
嬬恋は間違いなく日中でも氷点下です。

そんな気温差がある場所へ、我が老鳥を連れていくべきか…。
最近、冬の滞在中はいつもそのことで頭を悩ます私です。

人間はこれから行く場所を理解していますし、
寒ければ暖房をつけたり、暖かい服を着たりと対処できますが
鳥は全くの無防備です。なんの心の準備もできぬまま、
いきなり車に乗せられ極寒の地へ連れて行かれるというのは…。
どうなんでしょうねぇ。。。

今飼っている鳥は、「超」がつくほどの甘えん坊ゆえ
一人ぼっちで家にいるよりは、寒くても一緒に連れて行く方が
良いに違いない…と判断しているのですが
出来ることなら、一度その本心を聞いてみたいものです。

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そんな人間の勝手で振り回してしまっていることの、せめての罪滅ぼしに、
滞在中は時間の許す限り、一緒に過ごすようにしています。

籠の戸を開け放し、自由にさせているのですが、
部屋の中を飛び回ることもせず、ほとんど私のもとから離れようとしない。
それがまたいじらしく、かわいくてなりません。
安心しきってくつろいる姿を見ていると、私まで気持ちがほんわり温まります。

鳥を暖めてあげているつもりでも、
実は温めてもらっているのは私の方なのかも。




「外は寒そうだなぁ。。。」


 

身繕いは入念に。鳥は身だしなみが大事。




「うぅっ。さぶっ! 冷えてきたよ。中に入れて。」

寒い夜は



寒い夜は、みんなで一緒に過ごすのがいい。
手の上が一番暖かいもんね。

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嬬恋村からの便りです。